念仏


念仏とは

「南無阿弥陀仏」、念仏といえばこのように唱える。
念仏とは仏をもっぱら思い念ずることで、仏を崇拝して礼拝・讃歎・憶念する事であり、浄土教思想における実践行でもある。
「南無」とは「ナモー」という梵語の音訳で、「帰依する」という意味を持つ。 「阿弥陀仏」は永遠の生命と光をめぐむ仏ということで、別名を「無量寿仏」ともいう。 「南無阿弥陀仏」とは「とこしえに存在して無限の命と光をめぐむ覚者よ、私を救ってください。」という意味である。

念仏の仕方

よく使われる『御十念』、みなさんは一体どのような唱え方をしていますか?
「ナムアミダブツ・ナムアミダブツ・〜・ナムアミダブツ」でしょうか?
実はこの唱え方、浄土宗ではしません。『御十念』でなくてもそうです。
「念仏」は「ナムアミダブ・ナムアミダブ・〜・ナムアミダブツ・ナムアミダブ」と、このように後から二つ目だけに「ツ」を付けるのです。
このことは以外と知らない方が多いのです。

念仏の時礼拝しますが、このときも「ナムアミダブツ」といい終わってから頭を下げ出すのが正しい礼拝です。

念仏をするにあたって

念仏を最初に広められた法然上人は、一日に六万遍念仏を唱えたと伝えられています。実際、一日に六万遍は無理です。
法然上人の念仏はいついかなる時でも、心の中ででも念仏をしておられた、と言うことらしいです。それが一日六万遍ということになっているらしいです。私も一度実践してみましたが、はっきり言ってだめでした。
それだけ心が乱れていると言うことですね。みなさんも一度実践してみてください。
いついかなる時も心の中で念仏ができる、そんな余裕を持った心を作っていきたいものです。

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