仏教徒が国際的な集いを行うときは、仏法僧の三宝に向かって『三帰依文(さんきえもん)』と言う世界共通のお経をパーリ語で次のように合誦する事になっています。
称える人 | パーリ語 | 意味 |
---|---|---|
主催者 | 「ナモー ・ タッサ ・ バガヴァトー ・ アラハトー ・ サンマー ・ サンブッダッサ」 | (無上覚者に帰依したてまつる) |
参加者一同 | 「ブッダン ・ サラナム ・ ガッチャーミー 、 ダンマン ・ サラナム ・ ガッチャーミー 、 サンガン ・ サラナム ・ ガッチャーミー」 |
(自ら仏に帰依したてまつる、自ら法に帰依したてまつる、自ら僧に帰依したてまつる) |
参加者一同 | 「ドチャンピ ・ ブッダン ・ サラナム ・ ガッチャーミー 、 ドチャンピ ・ ダンマン ・ サラナム ・ ガッチャーミー 、 ドチャンピ ・ サンガン ・ サラナム ・ ガッチャーミー」 |
(自ら再び仏に帰依したてまつる、自ら再び法に帰依したてまつる、自ら再び僧に帰依したてまつる) |
参加者一同 | 「タチャンピ ・ ブッダン ・ サラナム ・ ガッチャーミー 、 タチャンピ ・ ダンマン ・ サラナム ・ ガッチャーミー 、 タチャンピ ・ サンガン ・ サラナム ・ ガッチャーミー」 |
(自ら三度仏に帰依したてまつる、自ら三度法に帰依したてまつる、自ら三度僧に帰依したてまつる) |
この『三帰依文』を「ティ・サラナ」といい、第一回世界仏教徒会議以来、世界各国で国際的な仏教徒の集いがあるときには、参加者一同が合掌し、この『三帰依文』をまず始めに唱えることになっている。